伝達力は、自分との対話から始まる

「どう伝えたら、もっと分かってもらえるだろう。」

経営者として、講師として、あるいは上司として、人に伝える場面はたくさんあります。

伝え方を学ぶことは、とても大切です。

言葉の選び方や話す順番、表情や声のトーン。

どれも、相手に伝えるための大切な要素です。

でも、それだけでは伝わらないことがあります。

なぜなら、私たちは相手に話す前に、自分自身と対話をしているからです。

「どうせ伝わらないかもしれない。」

「こんなことを言ったら嫌われるかもしれない。」

「ちゃんと話さなければ。」

そんな自己会議を続けていると、その気持ちは言葉や表情にも表れてしまいます。

反対に、

「相手にとって何が一番伝わるだろう。」

「まずは、相手の話を聴いてみよう。」

そんな問いを自分にかけていると、不思議と伝え方も変わってきます。

私は、伝達力とは話し方の技術だけではないと思っています。

自分とどんな対話をしているか。

どんな問いを持って相手に向き合っているか。

その積み重ねが、伝わる言葉を育てていくのではないでしょうか。

このシリーズでは、「自己会議」をテーマにお届けしてきました。

壁をつくるのも、乗り越えるのも自己会議。

自分にどんな問いをかけるのか。

思い込みはいつ生まれたのか。

問いが変わると、見える景色も変わる。

どれも、自分自身と向き合うための問いでした。

そして、その対話は、やがて人との対話へとつながっていきます。

伝わる言葉は、自分を知ることから生まれる。

私は、そう信じています。

今日、あなたはどんな気持ちで、大切な人と言葉を交わしますか。

その前に、少しだけ自分自身とも話をしてみませんか。