結果とプロセス⑥

「なぜ、うまくいかなかったんだろう」

結果が思うようにいかなかったとき、振り返ることは大切です。

でも、

「あれがダメだった」
「もっとこうすればよかった」
「自分にはまだ足りない」

と、原因を見つけただけで終わってしまうことはありませんか。

振り返る目的は、反省することではありません。

次に何を変えるのかを決めることです。

原因が分かっても、結果は変わらない

たとえば営業で、

「相手の話を十分に聞けていなかった」

と気づいたとします。

これは大切な気づきです。

でも、

「次はちゃんと聞こう」

だけでは、実際の商談になったときに、また同じことをしてしまうかもしれません。

では、次は何をするのか。

「提案する前に、相手の困りごとをもう一つ質問する」

「自分が話す前に、相手の話を最後まで聞く」

ここまで具体的にして、初めて行動が変わり始めます。

「もっと頑張る」を具体的な行動に変える

「もっと頑張ります」

「次は気をつけます」

「もっと相手の立場に立ちます」

どれも間違いではありません。

ただ、これだけでは、実際の場面で何をすればいいのかが分かりません。

だから、

次に同じ場面が来たら、自分は何をするのか。

そこまで考えてみる。

たとえば、

「伝わらなかった」
なら、

→ 次は説明した後に「ここまででどう感じましたか?」と聞いてみる。

「提案できなかった」
なら、

→ 次は相手の課題を確認したあとに、自分から一度提案してみる。

「人前でうまく話せなかった」
なら、

→ 次は本番を想定して、時間を測りながら一度リハーサルしてみる。

こうすると、振り返りが「次の一手」に変わります。

分かることと、できることは違う

そして、もう一つ大切なのが、

「分かった」からといって、すぐに「できる」とは限らない

ということです。

頭では、

「相手の話を聞こう」

と分かっていても、

実際の商談では次に何を話すかが気になって、相手の反応を見る余