伝達力を磨くには
まずは、「自分の内側」とつながることから
私たちは、誰かに想いを伝えたい時、
つい「どう話せばいいか」や「どんな言葉を使えば伝わるか」ばかりに意識が向いてしまいがちです。
けれど実は、伝達力を磨くために大切なのは、まず“自分の内側”とつながることなんです。
というのも、私たちは子どもの頃から、
身のまわりの大人たちや環境に合わせて、
無意識のうちに「こう話すと安心される」「こうふるまうと怒られない」
——そんな生き方のクセや、伝え方のクセを少しずつ身につけてきました。
それはある意味、自分を守るためにとても大切なものでした。
でも、そのままの伝え方では、大人になった今、
仕事や家庭、職場の人間関係では、どうしてもすれ違いが生まれてしまうことがあるんです。
だからこそ、いま改めて
「自分は本当は何を感じているのか」
「何を伝えたいと思っているのか」
——そんなふうに、自分の“内なるコンパス”に耳を傾けてみることが大切なんです。
表面的なテクニックよりもずっと、
内側から出てくる“自分の想い”に気づけたとき、伝え方は自然と変わっていきます。
不思議と、言葉に温度が宿り、相手の心にも届きやすくなるんですね。