~あなたは、あなたを認識している?第4回~

「本当は断りたかったのに、また引き受けてしまった」

「違うと思ったけれど、言えなかった」

「相手がどう思うかを気にして、自分の意見を飲み込んでしまった」

そんなことはありませんか?

相手を大切にしたい。
嫌な思いをさせたくない。
場の空気を悪くしたくない。

それは優しさでもあります。

でも、いつも自分を後回しにしているとしたら、そこには優しさだけではない、自分なりの反応パターンがあるかもしれません。

「合わせる」前に、何を感じている?

たとえば、何かを頼まれたとき。

本当は時間がない。
断りたい。

それでも、

「断ったら悪く思われるかも」

「困らせたくない」

「期待に応えなければ」

そんな気持ちが浮かんで、つい「大丈夫です」と答えてしまう。

大切なのは、単に「断れるようになること」ではありません。

なぜ、自分は断ることに抵抗を感じるのか。

そこを知ることです。

自己認識とは「自分の当たり前」に気づくこと

「自分が我慢すればうまくいく」

「期待されたら応えるもの」

「人に合わせるのは普通」

そんな“当たり前”が、知らないうちに自分の行動を決めていることがあります。

自己認識とは、長所や短所を知ることだけではありません。

自分が何を怖れ、何を大切にし、どんなときに同じ反応をしやすいのかを知ること。

それも自己認識の一つです。

経営者やリーダーでも同じです。

社員に嫌われたくなくて、必要なことを伝えられない。
相手の気持ちを考えすぎて、言葉を曖昧にしてしまう。

そんなときは、

「私は相手を大切にしているのか、それとも相手の反応を怖がっているのか」

と自分に問いかけてみてください。

まとめ──合わせすぎる自分にも理由がある

  • 相手に合わせること自体が悪いわけではありません
  • ただ、いつも自分を後回しにするなら、その理由を知ることが大切です
  • 自分の“当たり前”に気づくことも、自己認識です

あなたが人に合わせるとき、本当は何を気にしているのでしょうか?

自分では見えにくい反応のパターンに気づくことが、関わり方を変える入口になります。