伝達力は、自分との対話から始まる~伝達力につながる自己対話

「もっと相手の話を聴きましょう。」

研修でも、よく耳にする言葉です。

確かに、人との信頼関係を築くためには、相手の話に耳を傾けることが欠かせません。

でも、その前に大切なことがあります。

それは、自分の声を聴いているかということです。

忙しい毎日の中で、私たちは「やらなければならないこと」に追われがちです。

目の前の仕事をこなし、周りに気を配り、期待に応えようとする。

そんな毎日を過ごしていると、自分が本当は何を感じ、何を大切にしたいのかを、後回しにしてしまうことがあります。

自己会議は、自分に問いをかけるだけではありません。

その問いに対して、自分の声に耳を傾ける時間でもあります。

「本当はどうしたい?」

「何が引っかかっているのだろう。」

「何を大切にしたいのだろう。」

すぐに答えが出なくてもかまいません。

大切なのは、答えを急ぐことではなく、自分の声を置き去りにしないことです。

自分の声を聴ける人は、相手の声にも自然と耳を傾けられます。

反対に、自分の気持ちを押し込め続けていると、相手の話を聴いているようで、自分の考えを重ねてしまうことがあります。

伝達力とは、話す力だけではありません。

聴く力も、その大切な一部です。

そして、その聴く力は、自分との対話から育まれていくのではないでしょうか。

今日、少しだけ立ち止まって、自分の声に耳を傾けてみませんか。

その時間が、誰かとの対話を、もっと温かなものにしてくれるかもしれません。