伝達力は、自分との対話から始まる

前回は、「その思い込みは、いつ生まれましたか。」という問いをお届けしました。

私たちは、知らず知らずのうちに「こういうものだ」と思い込んでいることがあります。

その思い込みに気づけたとしても、すぐに変えようとしなくて大丈夫です。

大切なのは、そのあとです。

これまで自分にかけていた問いを、少しだけ変えてみること。

例えば、

「どうして私にはできないのだろう。」

ではなく、

「できるようになるために、今できることは何だろう。」

「失敗したらどうしよう。」

ではなく、

「この経験から何を学べるだろう。」

問いが変わると、不思議なことに見える景色も変わってきます。

これまで障害だと思っていたことが、挑戦する機会に見えることもあります。

苦手だと思っていたことが、少し工夫してみようという気持ちに変わることもあります。

私自身も、思い通りにならない出来事に出会うたび、自分へ問いを投げかけています。

「この出来事は、私に何を教えてくれているのだろう。」

すぐに答えが見つかることばかりではありません。

それでも問いを持ち続けることで、以前なら見えなかったことに気づく瞬間があります。

だから私は、「良い答え」を探すことよりも、「良い問い」を持ち続けることを大切にしています。

自己会議とは、自分を追い詰める時間ではありません。

自分の可能性を広げる時間です。

今日、何か迷いや不安を感じたとき、自分にどんな問いをかけますか。

その問いが変わるだけで、明日見える景色は少し違っているかもしれません。