リモートワーク、インターネット、そしてAIに代表されるデジタルの波は、ますます勢いを増しています。
便利さは加速し、情報や人とのつながりもボタン一つで手に入る時代。でも、その一方で――人の気持ちを読み取る感性は、むしろ逆行しているように感じませんか?
たとえば、相手の迷惑に気づかずにグイグイ話を進めたり、自分の価値観だけで一方的に押し通す言動。笑われているのにその理由すら気づけない…。いや、それどころか「笑われていることにすら気づいていない」人も多いのが現実です。
このままでは、人間関係はおろか、信頼関係の構築もできず、ビジネスの土俵にも立てません。
リモート面談で失われる「伝わっている感」
最近では、採用面談や商談、社内の1on1などもリモートで行われるのが当たり前になりました。しかし、そこで問われるのは**「ちゃんと伝わっているか?」**という原点です。
- 相手の通信状況や環境、把握していますか?
- 周囲が騒がしい場所から接続していませんか?
- 自分の声がクリアに、はっきり届いていること、確認していますか?
正直、人は他人の話なんて、もともと真剣には聞いていません。
ましてや、声が小さくて何を言っているかわからない、もごもごした話し方では、聞き手は瞬時に「この人、信用できるかな?」と不安になります。
そんな状態で、大切な面談やプレゼンをしていませんか?
結局、「伝える力」がすべて
いくら最新のツールを使っても、「伝わらない」なら意味がない。
そしてその原因の多くは、デジタルではなくアナログな感性=“共感力”や“気づく力”の不足にあります。
これは、訓練で確実に磨ける力です。
声のトーン、相手の反応に気づく力、共感する姿勢、それらが組み合わさってこそ、「この人の話なら聞いてみたい」「この人と仕事をしたい」という信頼につながっていきます。
まとめ:デジタル時代だからこそ「アナログ感性」が武器になる
- テクノロジーが発達しても、人間の信頼は“感性”で築かれる
- リモートでは特に、声・空気感・配慮が相手の印象を左右する
- 一方通行なコミュニケーションは「信頼貯金」をゼロにする
- 逆に、共感力と観察力を磨けば、どんな場面でも選ばれる人になれる
「聞こえてる?」じゃなくて、「伝わってる?」が大事な時代。
あなたの声と気持ち、ちゃんと届いていますか?