伝達力は、自分との対話から始まる。
前回、「自己会議」についてお伝えしました。
人は誰でも、毎日、自分自身と対話をしています。
では、その自己会議で、あなたはどんな問いをかけているでしょうか。
忙しい毎日の中では、自分に問いをかける時間などない、と感じる方もいらっしゃるかもしれません。
でも、私たちは気づかないうちに、自分へたくさんの問いを投げかけています。
「どうしてうまくいかないんだろう。」
「また失敗したらどうしよう。」
「本当にこれでいいのかな。」
そんな問いもあれば、
「今できることは何だろう。」
「相手は何を伝えたかったのだろう。」
「この経験から何を学べるだろう。」
そんな問いもあります。
どちらが正しいということではありません。
ただ、不思議なことに、問いが変わると、見えてくるものも少しずつ変わっていくように感じます。
研修の現場でも、同じ出来事を経験しているのに、その後の行動が変わる方がいらっしゃいます。
その違いは能力ではなく、自分自身への問いにあるのではないか。
そんな場面を、私は何度も見てきました。
だから最近、私自身も意識していることがあります。
答えを急がないこと。
まずは、自分に問いをかけてみることです。
「私は本当は何を大切にしたいのだろう。」
「今の私にできる一歩は何だろう。」
その問いに、すぐ答えが出なくてもいい。
問いを持ち続けることで、少しずつ見えてくるものもあるのではないでしょうか。
今日、あなたは自分にどんな問いをかけますか。
その問いが、明日の自分への贈り物になるかもしれません。