Season 2
伝わる力は、己を知り、整える。
~伝わる人が実践しているコミュニケーションの習慣~
私たちは、相手に質問をしているようで、実は「答えを誘導する質問」をしてしまうことがあります。
「なんでできなかったの?」
「どうして、そんなことをしたの?」
悪気はありません。
原因を知りたいだけかもしれません。
でも、質問を受けた相手は、「責められている」「正解を求められている」と感じることがあります。
すると、人は自分を守ろうとします。
言い訳をしたり、黙ってしまったり、本音を話せなくなったり…。
これでは、会話は続いても、本当の対話にはなりません。
では、伝わる人は何が違うのでしょうか。
それは、相手を追い込むためではなく、相手を理解するために質問をしているということです。
質問には、不思議な力があります。
相手を閉じさせることもできれば、安心して話せる空気をつくることもできます。
だからこそ大切なのは、「どんな質問をするか」だけではありません。
どんな思いで質問をするかです。
「答えを引き出したい。」
「間違いを見つけたい。」
そんな気持ちではなく、
「この人は、どんな景色を見ているのだろう。」
そんな気持ちで問いかけると、同じ言葉でも伝わり方は大きく変わります。
良い質問とは、話を聞き出すためのテクニックではありません。
相手を理解しようとする姿勢が形になったものです。
質問が変わると、相手の答えが変わります。
答えが変わると、対話が変わります。
そして、対話が変わると、人間関係も少しずつ変わっていくのです。
次回は、
「選択肢が増えると、人間関係は変わる」をテーマに、自分の見方を広げることの大切さについてお話しします。