自分の意図に戻る、小さな選択③

誰かに何かを聞かれたとき、
ついその場で答えてしまうことはありませんか。

私自身、聞かれると素直に答えすぎてしまうことがあります。

「どう思ってるの?」
「本当は嫌なんでしょ?」
「これについてどうしたい?」

そんなふうに聞かれると、
まだ自分の中で整理できていなくても、
つい答えようとしてしまう。

でも最近は、
聞かれたからといって、全部答えなくてもいい
と思うようになりました。

正直でいることと、何でも話すことは違う──

正直でいることは大切です。

でも、正直でいることと、
聞かれたことにすべて答えることは同じではありません。

まだ言葉になっていないこと。

今は話したくないこと。

自分の中でもう少し考えたいこと。

そういうものまで、その場ですぐに相手へ渡す必要はないのです。

それは隠すことでも、相手をごまかすことでもありません。

自分の気持ちや考えを、
自分のペースで扱うことでもあります。

答える前に、自分に戻ってみる──

誰かに問いかけられると、
私たちは相手の質問に意識を向けます。

「何て答えよう」
「ちゃんと答えなきゃ」

でも、その前に少しだけ自分に戻ってみる。

「私は今、これを話したい?」

「どこまでなら話したい?」

「まだ考える時間が必要?」

そんなふうに確かめてみてもいいと思うのです。

たとえば、

「まだ自分でも整理できていません」

「少し考えてから答えたいです」

「今はそこまで話さなくてもいいかなと思っています」

そう伝えることも、一つの選択です。

自分のニーズは、自分で確かめる──

人によって、
何を話したいか、何を話したくないかは違います。

たくさん話すことで安心する人もいれば、
一度自分の中で整理してから話したい人もいます。

どちらが正しいということではありません。

大切なのは、
相手に聞かれたから反射的に答えるのではなく、

「私は今、どうしたい?」

と、自分のニーズを確かめることです。

そのうえで、
話すこともできる。

話さないこともできる。

少しだけ伝えることもできる。

選択肢は、一つではありません。

今日の小さな選択──すぐ答えなくてもいい

誰かに何かを聞かれたとき、
すぐに答えようとする前に、

「私は今、これを話したい?」

「どこまでなら話したい?」

と、自分に聞いてみてください。

答えがすぐに出ないなら、
そのことをそのまま伝えてもいい。

聞かれたから答えるのではなく、自分で答えることを選ぶ。

それも、自分の意図に戻る小さな選択です。

次回は、

「自分に勝つとは、反応に流されないこと」

について考えていきます。

聞かれたら答えてしまう。
腹が立ったら言い返してしまう。
怖くなったら合わせてしまう。

そんな無意識の反応から、
どうやって自分の選択を取り戻すのか。

そこを一緒に見ていきます。