(人と関わる中で見えること①)
人は一人でいると、自分のことを分かっているようで、
実は見えていないことがあります。
ところが誰かと向き合った瞬間に、思いがけない反応が出ることがあります。
なぜかイライラする。
うまく伝わらない。
反対に、自然にやさしくなれる相手もいる。
そんなふうに、相手によって自分の反応が変わるのは、そこに「本当の自分」が表れているからです。
人は一人では、自分の怒りや不安、思いやりの深さに気づきにくいものです。
でも人との関係の中では、それがはっきり見えてきます。
だから私は、人間関係は自分を映す鏡だと思っています。
仕事でも同じです。
同じ言葉を使っているのに、伝わる相手と伝わらない相手がいます。
それは話し方やテクニックだけではなく、相手との関係性が影響しているからです。
私は「何を伝えるか」だけではなく、
人と人の間にどんな空気が流れているのか、
どんな距離感があるのかを大切に見ています。
信頼があるのか。
安心して受け取れる状態なのか。
言葉は、その土台があって初めて届くものだからです。
誰かと向き合うとき、見えてくるのは相手のことだけではありません。
実はそこに、自分自身の在り方も映し出されています。