──任せて見守るという勇気 ⑦


人は、どんな環境で成長するのでしょうか。

これまでのシリーズでお伝えしてきたように、
人は正論だけでは動きません。
知識だけでも変わりません。

そして、体験の中で気づきを得たとき、
少しずつ行動が変わっていきます。

その変化を支えるのが、
リーダーの関わり方です。


リーダーとして人を育てようとするとき、
つい「正しいやり方」を伝えたくなります。

早く成長してほしい。
同じ失敗をしてほしくない。

そう思うほど、
つい口を出したくなるものです。

しかし、ここに難しさがあります。

人は、
自分で経験しない限り
本当の意味では理解できないことがあるからです。


もし、すべてを先回りして教えてしまったら。

失敗は減るかもしれません。
結果も早く出るかもしれません。

でもその分、
自分で考える機会や
経験から学ぶ機会は減ってしまいます。

それでは、
本当の意味での成長にはつながりません。


だからこそ、リーダーには
もう一つ大切な役割があります。

それは、
任せて見守ることです。

もちろん、放任するという意味ではありません。

必要なときには支え、
困ったときには一緒に考える。

けれども、
すぐに答えを与えすぎない。

この距離感が、
人の成長を育てていきます。


人が成長していく姿を見ていると、
ある共通点があります。

それは、
「自分で気づいた経験」を持っていることです。

誰かに言われたことよりも、
自分の体験から得た気づきの方が
ずっと強く心に残るからです。

だからこそ、
リーダーの役割は

気づきが生まれる環境をつくることなのかもしれません。


人を育てるということは、
決して簡単なことではありません。

ときには遠回りに見えることもあります。
結果が出るまで時間がかかることもあります。

それでも、
経験し、考え、気づくプロセスの中で、
人は確実に成長していきます。


まとめ

  • 人は正論や知識だけでは変わらない
  • 体験と気づきが成長を生む
  • リーダーの関わり方が、その環境をつくる

✨人を育てるとは、答えを与えることではなく、
成長のプロセスを信じて見守ることなのかもしれません。