「どうして社員は動かないんだろう」
「何度も伝えているのに伝わらない」

そう感じている社長は少なくありません。
多くの場合、その原因は 社員のやる気不足でもスキル不足でもなく、社長自身の“思い込み” にあります。

婚礼司会の現場で私は20年間、100人以上の人を一つのチームにまとめてきました。
そこで身についたのが「気働き力」です。
気働き力とは、相手の小さなサインを察し、言葉になる前に拾い上げて行動する力。

例えば、社員の表情が曇った瞬間、
「また反発しているな」と思い込むのか、
「実は不安を抱えているサインかもしれない」と気づけるのか。
ここで経営の方向は大きく変わります。

社長自身の思い込みに気づき、大事なサインを伝える──。
それが気働き力です。

気働き力があると、
・うずまく感情に振り回されず、冷静に状況を見られる
・安心感を与えるメッセージを発信できる
・間違った方向に走り出す組織を、スムーズにチェンジできる

組織が変わらないのは、方法を知らないからではありません。
社長自身が「気づけていないこと」にまず気づくこと。
ここからすべてが始まります。

婚礼司会で培った気働き力を、今度は経営の現場に。
社員の行動が変わる一歩は、社長の思い込みを外すところから始まるのです。