伝達力は、自分との対話から始まる~伝達力につながる自己対話

このシリーズでは、「自己会議」という言葉をテーマに、自分との対話について綴ってきました。

問いをかけること。

思い込みに気づくこと。

自分の声を聴くこと。

そして、自分の「当たり前」や「正しさ」に目を向けること。

振り返ると、どれも「相手を変えるため」ではなく、自分自身を知るための時間だったように思います。

でも、自分を知ることに終わりはありません。

新しい出会いがあれば、新しい価値観に出会います。

環境が変われば、自分の考え方も少しずつ変わっていきます。

嬉しい出来事もあれば、思い通りにならず立ち止まる日もあります。

そのたびに、また新しい問いが生まれます。

私自身、「これで分かった」と思えたことは一度もありません。

むしろ、経験を重ねるほど、「まだ見えていない自分がいるのかもしれない」と思うようになりました。

だから今でも、迷うことがあります。

立ち止まることもあります。

そんな時は、自分に問いかけます。

「私は、本当は何を感じているのだろう。」

「何を大切にしたいのだろう。」

「今の私にできることは何だろう。」

すぐに答えが見つからないこともあります。

それでも問い続けることで、少しずつ前に進めているような気がしています。

自己会議は、何か特別なことではありません。

毎日の出来事を振り返ること。

嬉しかったことや、心が動いた出来事に目を向けること。

うまくいかなかった日に、「なぜだろう」と自分に問いかけてみること。

その積み重ねが、自分自身を知り、人との関わりを育てていくのだと思います。

生きている限り、私たちはさまざまな人と出会い、さまざまな出来事を経験します。

だから、生き続ける限り、新しい問いも生まれ続けます。

きっと、自己会議に終わりはありません。

私もこれから先、新しい問いに出会うたびに、自分と向き合いながら歩んでいきたいと思います。

そして、皆さんも時々、自分自身に問いをかけてみてください。

その問いが、未来の自分への小さな贈り物になるかもしれません。