伝達力は、自分との対話から始まる~伝達力につながる自己対話

人は、自分が「正しい」と思っていることを基準に物事を見ています。

だからこそ、「なぜ分かってくれないのだろう」「どうしてそんな考えになるのだろう」と感じることがあります。

でも、その「正しさ」は、いつ、どのように育まれてきたのでしょう。

家庭環境や仕事の経験、出会った人、成功や失敗…。

私たちは、さまざまな経験を重ねながら、自分なりの価値観を築いてきました。

だから、誰かと違うこと自体は、不思議なことではありません。

けれども、自分が「正しい」と信じているものほど、自分ではなかなか疑うことができません。

むしろ、それが当たり前になっているからこそ、気づかないのです。

私自身も、多くの人と関わる中で、「私は正しい」と思っていたことが、相手にとってはまったく違う受け止め方をされる場面を何度も経験してきました。

そのたびに、「どちらが正しいのだろう」と考えるのではなく、

「私は、何を大切にしているのだろう。」

そんな問いを、自分に向けるようになりました。

すると、不思議なことに、相手を変えようとする気持ちが少しずつ和らぎ、相手の話をそのまま聴ける場面が増えていったように思います。

伝達力とは、話す技術だけではありません。

自分が信じていることや、大切にしている価値観に目を向けることも、その一つなのかもしれません。

今日、あなたは、どんな「正しさ」を信じていますか。