自己認識シリーズ③
「社員に任せているつもりだった」
「ちゃんと話を聴いているつもりだった」
「信頼して関わっているつもりだった」
けれど現実は、
社員が萎縮している。
本音が出てこない。
組織の空気が重くなっている。
そんなことはないでしょうか。
リーダーにとって怖いのは、
「悪気がないこと」です。
むしろ、多くの経営者やリーダーは、真剣です。
良かれと思って関わっている。
だからこそ、自分の無意識に気づきにくいのです。
人は、自分の物語の中で生きています。
そして、自分を守るために、無意識に反応しています。
不安。
恐れ。
承認欲求。
失敗したくない気持ち。
それらが無自覚なまま関わり方に現れると、
リーダー自身も気づかないうちに、
- コントロールする
- 正しさで押さえる
- 比較する
- 駆け引きをする
- 相手を試す
- 結果で人を見る
そんな状態になってしまうことがあります。
もちろん本人は、
「組織のため」
「成長してほしい」
「会社を守りたい」
そう思っている。
でも実際には、“恐れ”から動いていることがあるのです。
例えば、
「任せている」と言いながら細かく口を出す。
「信頼している」と言いながら結果を急ぐ。
「話を聴いている」と言いながら、答えを決めている。
これはすべて、
“つもり”の自分と、実際の自分のズレです。
そして、このズレは必ず組織に伝わります。
人は言葉以上に、
空気や在り方を感じ取っています。
だからリーダーが不安でいれば、組織も不安になる。
リーダーがコントロールしていれば、組織も萎縮する。
逆に、自己認識のあるリーダーは、
「自分は今、何を恐れているのか」
「なぜ口を出したくなるのか」
「本当に信頼できているのか」
そこを見つめることができます。
すると、関わり方が変わっていく。
正しさで動かすのではなく、理解しようとする。
管理ではなく、対話が増える。
コントロールではなく、信頼が育っていく。
健全な組織とは、
仕組みだけでつくられるものではありません。
リーダーの「在り方」が、そのまま組織の空気になるのです。
だからこそ、リーダーほど自己認識が必要です。
自分を知らないままでは、
無意識に組織を曇らせてしまうことがある。
でも、自分を知ろうとする人は、変わることができます。
弱さを認められる人ほど、
人に優しくなれる。
自分の恐れを知っている人ほど、
相手をコントロールしなくなる。
そして、そういうリーダーのもとで、人は安心して成長していくのです。
【まとめ】
- リーダーの無意識は、組織に大きく影響する
- 「つもり」の自分と現実がズレると、組織が曇る
- 不安や恐れが、コントロールや駆け引きになることがある
- 人は言葉より、“在り方”を感じ取っている
- 健全な組織づくりは、自己認識から始まる
✨組織を変えたいなら、まず「自分自身を知る勇気」が必要なのです。