自己認識シリーズ②
「自分を知ることが大事」
そう頭ではわかっていても、実際には「自分を認識すること」は簡単ではありません。
なぜなら人は、無意識に「自分を守りながら」生きているからです。
本当は怖い。
本当は不安。
本当は認めてほしい。
でも、そのまま認めるのは苦しい。
だから人は無意識に、
- 言い訳をする
- 正当化する
- 比較する
- 誰かのせいにする
- 強がる
- 逃げる
そんな反応をしてしまいます。
しかも厄介なのは、
本人は“無自覚”だということです。
「私は相手のためを思っている」
「私は正しいことを言っている」
「ちゃんとやっている」
そう信じている。
でも現実では、
なぜか人間関係がうまくいかない。
同じ問題を繰り返す。
伝えたつもりなのに伝わらない。
そこには、“自分では見えていない自分”が存在しています。
そして人は、自分を守るために、無意識の“ゲーム”を始めることがあります。
例えば、
- 比較して優位に立とうとする
- 正しさで勝とうとする
- 相手を試す
- 駆け引きをする
- 損得で関わる
- 被害者になる
- コントロールしようとする
もちろん本人に悪気はありません。
むしろ、
「傷つきたくない」
「認められたい」
「否定されたくない」
そんな思いから起きていることが多いのです。
つまり、人は無自覚なまま、自分を守る行動をしている。
だから自己認識は難しいのです。
さらに人は、「自分の基準」でしか自分を見られません。
だから、自分のズレには気づきにくい。
本当は承認を求めているのに、
「責任感」だと思っている。
本当は恐れているのに、
「相手のため」と感じている。
本当は不安なのに、
「ちゃんと管理しているだけ」と思っている。
この“つもり”のズレが、現実に現れていきます。
だから人は、一人では変わりにくいのです。
対話や学び、フィードバックを通して、
初めて見える自分があります。
「私は怖かったんだ」
「認められたかったんだ」
「勝とうとしていたんだ」
「コントロールしていたんだ」
そこに気づけたとき、人は変わり始めます。
自己認識とは、自分を責めることではありません。
弱さも未熟さも含めて、
「今の自分を知ること」です。
そして、自分を知れる人ほど、
相手を理解できるようになります。
逆に、自分を知らないままでは、
無意識のゲームを続けながら、人と関わることになる。
だからこそ、自己認識は、人間関係にも組織にも欠かせないのです。
特にリーダーは、自分自身の状態が、そのまま組織に影響します。
だから必要なのは、
相手を変えることより先に、
「自分を知ろうとすること」。
そこから、本当の成長が始まるのだと思います。
【まとめ】
- 人は無意識に自分を守っている
- 言い訳や比較、逃げも防衛反応の一つ
- 人は無自覚に「ゲーム」をしてしまうことがある
- 自分のズレは、自分では見えにくい
- 自己認識とは、自分を責めることではなく「知ること」
✨自分では気づけない自分に出会えたとき、人は本当の意味で変わり始めるのです。