クレームの構造を理解すると、仕事の質が変わる⑧
「ちゃんと伝えたはずなのに…」
「説明したのに、なぜ伝わっていないんだろう」
仕事の現場で、こんな経験はありませんか。
部下に伝えたつもりだった。
お客様に説明したつもりだった。
取引先とも確認したつもりだった。
でも、結果は思っていたものと違った。
実はここに、多くのトラブルの始まりがあります。
仕事で起きる問題の多くは、『伝えていない』のではなく、『伝わっていない』ことから始まります。
ここを勘違いすると、同じ問題を何度も繰り返します。
なぜなら、多くの人は
「言った」=「伝わった」
と思っているからです。
でも本当は違います。
伝えることと、伝わることは、まったく別のものです。
例えば、
- 自分では丁寧に説明したつもり
- 相手は理解したつもりで返事をした
- でも認識がズレていた
こうしたことは、現場では日常的に起きています。
しかも怖いのは、その場では問題が見えないことです。
「はい、わかりました。」
この一言で安心してしまう。
でも実際には、
- 本当に理解できていない
- 遠慮して質問できない
- 納得できていない
- 違う解釈をしている
そんなことが起きています。
そして後になって、
「聞いていません」
「そういう意味だと思いませんでした」
「説明が違いました」
そんなズレが、信頼を崩していきます。
ここで福嶋が大切にしているのが、**“伝え方OS”**です。
人は、それぞれ受け取り方が違います。
同じ言葉でも、
- 理解しやすい順番
- 納得できる表現
- 安心できる言葉
は、人によって違います。
だから伝える側に必要なのは、“話す力”ではありません。
相手に合わせて、伝わる形に変換する力。
これが、伝え方OSです。
伝えることは、自分が話すことではありません。
相手が理解し、安心し、行動できる状態をつくること。
ここができる人ほど、信頼されます。
経営者も、リーダーも、講師も同じです。
「伝えたのに」が増えた時は、相手ではなく、まず“伝え方”を見直してみる。
そこに、組織が変わるヒントがあります。
まとめ
- 多くの問題は“伝わっていない”ことから始まる
- 「言った」と「伝わった」は違う
- 相手によって受け取り方は違う
- 信頼をつくるのは、伝える力ではなく“伝わる力”
✨本当に伝えるとは、話すことではなく、相手が動ける状態をつくることです。