私たちは習慣の生き物です。
日々の生活の中で、私たちの行動は無意識のうちに繰り返されます。
例えば、何か事象に反応してすぐに行動を起こすということ、これは無意識に積み重ねられた習慣によるものです。
しかし、この行動が常に正しいとは限りません。正しい場合もあれば、そうでない場合もあります。
私たちが行動を起こした結果が「正解でない」と感じる時、そこには葛藤が生まれます。
この葛藤の原因は、過去の経験や考え、または習慣に基づいて行動しているため、
無意識のうちに正解とは異なる選択をしてしまっているからです。
このような時、私たちはしばしば迷い、決断を下すことができなくなります。
では、どうすればよいのでしょうか。
その答えは「肚にしまってある本音に気づく」ことです。
私たちが直面している問題や葛藤には、しばしば本音が隠れています。
問題を解決するためには、この本音をしっかりと認識し、向き合うことが必要です。
しかし、本音は簡単には現れません。
それは、社会に適応するために築き上げた「擁護者」と呼ばれる自我の部分が働いているからです。
この擁護者は、私たちが環境に適応し、
社会でうまくやっていくために無意識に強制的な力を加え、私たちが本音を隠すように仕向けています。
では、この本音に気づくにはどうすればよいのでしょうか。
大切なのは、自分の内面に意識を向け、無理に周囲に合わせようとするのではなく、
自分の真の感情や考えに耳を傾けることです。
自分の本音に気づき、それを受け入れることで、迷いを乗り越え、
より確実で力強い決断を下すことができるのです。
本音に気づくことで、私たちは自分らしい行動ができ、より早く、的確に結果を出すことができます。