経営者やリーダーとお話ししていると、
「うちの社員が…」
「部下が思うように動かなくて…」
といった言葉をよく耳にします。

お気持ちはよくわかります。
でも、少し厳しいことを申し上げます。

残念ながら、目の前の社員や部下は、あなた自身の「心の反映」にすぎません。
あなたが信じていること、見ている世界が、行動や言葉を通じて、周囲に投影されているのです。

たとえば、やめていった社員に対して
「あいつはダメだった」と片づけてしまえば、それまで。
でも、その出来事を通して「何を教わったか」が見えていなければ、
また同じような出来事が、かたちを変えて繰り返されます。

人は「出会う出来事」や「相手」を通して、自分を知ることができます。
つまり、「社員の問題」は「自分の内側」にある未解決の課題かもしれないのです。